脳内に「酒」があるとき
なぜこの字を入れたか
36字に残すかどうか議論になった字の一つです。飲まない人には当たらず、飲みすぎる人には刺さりすぎます。それでも残したのは、日本語で「人と会う時間」を一字で表せる語が他に見当たらなかったためです。「宴」も候補でしたが、日常語としては硬すぎ、一字で並べると読み手が身構えます。10画で、左右に分かれる字形なのでマスの中でも潰れにくい部類です。分類は「欲求」に入れています。人と会う面を重く見るなら「日常」でもよいのですが、36字の分類は迷ったら原義に近いほうへ寄せる方針にしています。
「酒」が多い脳内
占有率が高いほど、飲むことか、飲む場のことが頭の中で場所を取っています。実際に飲んでいるかどうかは絵からは分かりません。診断が受け取っているのは名前だけで、あなたが飲む人かどうかも知りません。この字が出ても、飲む必要はまったくありません。誘う相手がいるかどうかも、絵には出ていません。量については、診断はいっさい関知していません。
この字を使う言葉
飲酒・清酒・酒造のように、音読みでは「シュ」と読みます。訓では「さけ」と「さか」があり、酒屋(さかや)・酒場(さかば)のように複合語の前半では「さか」になることが多いのが特徴です。これは古い日本語の名残で、「雨(あめ/あま)」「風(かぜ/かざ)」と同じ変化です。「酒池肉林」は中国の故事に由来する四字熟語で、度を越したぜいたくを指します。「左党」は酒好きを指す語で、大工が右手に槌、左手に鑿を持つことから「のみ手」の語呂合わせで生まれたという説が知られています。ただしこれも諸説あります。「酒」を含む慣用句では「酒は百薬の長」が有名ですが、これは中国の古典に出る言い方で、現代の医学的知見とは別の話です。
よく一緒に出る字
「友」と並べば、予定が具体化している頃です。「食」と並ぶとそのままの意味になります。「忙」と並ぶ場合は、行きたいのに時間が取れていない側でしょう。「眠」と並ぶときは、翌日のことを考えている状態とも読めます。解釈は決まっていないので、好きに読んでください。「笑」と並ぶ組み合わせは、楽しい側に見えます。
字としての「酒」
「氵(さんずい)」に「酉」を合わせた字です。「酉」はもともと酒を入れる細長い壺を描いた象形文字で、それだけで酒の意味を持っていました。
のちに「酉」が十二支の一つとして使われるようになったため、水を表す「氵」を足して酒の意味を書き分けるようになります。
「酉」を部首に持つ字には、酌・醸・酔・配などがあります。「配」がこの仲間なのは、もとが酒を分ける意味だったためです。
「酒」が支配したときのひとこと
「飲みの予定を考えている。誘ってはいない。」
自分の脳内の「酒」を数える36字の解説
この診断はすべてジョークで、実在の人物とは関係ありません。