脳内に「茶」があるとき
なぜこの字を入れたか
「休」が止まりたい意思、「暇」が空いた時間であるのに対し、「茶」は区切りをつける行為を指します。同じ休みでも、能動的に一区切り入れる点が違います。日常の中で最も手軽な仕切り直しなので、頭の中に浮かぶ頻度も高いと考えました。「湯」も候補でしたが、意味が広すぎて一字では伝わりません。9画で、上下に分かれる字形なのでマスの中でも読み取りやすい部類です。分類は「日常」です。36字の中では最も静かな字の一つで、この枠には穏やかな字が必要でした。
「茶」が多い脳内
占有率が高いほど、ひと息つきたい気持ちが頭の中で場所を取っています。実際に飲んでいるかどうかは絵からは分かりません。何を飲みたいかも、当然ながら診断には分かりません。コーヒーでも同じようにこの字が出ます。区切りをつけたい、という気持ちのほうを指していると考えてください。実際に飲む習慣があるかどうかも、診断は知りません。
この字を使う言葉
茶道・喫茶・番茶のように、飲み物と作法の両方に使います。「茶」を含む慣用句は多く、「お茶を濁す」はその場をいいかげんにごまかすこと、「茶々を入れる」は話の邪魔をすることです。「無茶」「滅茶苦茶」の「茶」は当て字で、飲み物とは関係がありません。「茶色」は色の名前としても定着していますが、これは茶で染めた布の色から来ています。「茶」は世界の多くの言語で、中国語のどの方言から入ったかによって二系統に分かれます。陸路で伝わった地域は cha 系、海路で伝わった地域は te 系になり、日本語は前者です。英語の tea が後者にあたります。一字の読みから伝播の経路がたどれる、珍しい例になっています。「茶飲み話」は気楽な世間話のことで、茶が場をほぐす道具として扱われてきたことが分かる語です。
よく一緒に出る字
「甘」と並べばお茶請け、「本」と並べば静かな時間です。「休」「暇」と並ぶと、そのまま休息になります。「忙」と並ぶ場合は、一息つく暇もない側かもしれません。「友」と並ぶときは、誰かと話している場面に見えます。「猫」と並ぶ組み合わせは、かなり平和な部類に入ります。どう読むかは、いつものとおり自由です。
字としての「茶」
「艹(くさかんむり)」を持つ字で、植物であることを部首が示しています。
もとは「荼」という字が使われていました。これは苦い植物を広く指す語で、のちに一画を減らして「茶」と書き分け、飲み物としての茶を専用に表すようになります。
音読みが「チャ」と「サ」の二つあるのは、日本に入った時代が違うためです。喫茶(キッサ)・茶道(サドウ)のように、古い層では「サ」と読みます。
「茶」が支配したときのひとこと
「一服したい。まだ何も始めていないが。」
自分の脳内の「茶」を数える36字の解説
この診断はすべてジョークで、実在の人物とは関係ありません。