脳内に「恋」があるとき
なぜこの字を入れたか
「愛」との使い分けのために入れました。「愛」は物にも作品にも動物にも向かいますが、「恋」はほぼ人に限られます。頭の中を占めているものが人なのかどうかは、診断の絵として意味のある違いだと考えました。候補には「慕」もありましたが、日常語としてはあまり使われず、一字で並べたときに読み手が身構えます。「恋」は歌詞にも日常会話にも出てくるぶん、マスの中に混ざっていても浮きません。
「恋」が多い脳内
占有率が高いほど、特定の誰かのことが頭の中で場所を取っている状態です。うまくいっているかどうかは、絵からは分かりません。むしろ、うまくいっていないときのほうが面積は増えます。この診断は名前しか受け取っていないので、相手が誰かを知る方法はありませんし、片思いかどうかも当然分かりません。出た結果をどう読むかは、読んだ人の側にあります。
この字を使う言葉
恋愛・失恋・初恋のように、人に向かう気持ちを表す語に使います。「恋慕」「悲恋」のような硬い語もありますが、日常で使うのは訓読みのほうが多いでしょう。混同しやすいのが「恋しい」で、これは人以外にも使えます。故郷が恋しい、故人が恋しい、のように、失われたものへの気持ちを広く指します。この点では「愛しい」より範囲が広く、必ずしも恋愛の語ではありません。常用漢字表では「こい」「こ(う)」「こい(しい)」と三つの訓を持ち、訓の多い字の一つです。「恋人」という語自体は比較的新しく、明治以降に広まりました。それ以前は「思い人」などの言い方が使われています。「初恋」は年齢を問わず使える語で、何歳のことでも構いません。
よく一緒に出る字
「愛」と並ぶと、対象が人である可能性がさらに上がります。「悩」「迷」と並べば、うまく進んでいない側の組み合わせです。「無」と並ぶ場合は、気持ちはあるが動いていない状態に見えます。「忙」と並ぶときは、そもそも会えていないのかもしれません。どれも解釈であって、事実ではありません。「夢」と並ぶ場合は、まだ始まっていない段階に見えます。解釈は決まっていません。どれも読み方の一つであって、当てにするものではありません。
字としての「恋」
旧字体は「戀」で、糸がもつれる様子を表す部分に「心」を組み合わせた形です。上の部分が音を担い、「心」が意味を担う形声文字です。
糸がもつれて解けないように、心がからまって離れない、という説明がよく知られています。ただし字源の細部には諸説があり、一つに定まってはいません。
新字体の「恋」は、上の複雑な部分を簡略化したものです。心が下に残っている点は変わっていません。
「恋」が支配したときのひとこと
「恋のことを考えている。相手は実在するのだろうか。」
自分の脳内の「恋」を数える36字の解説
この診断はすべてジョークで、実在の人物とは関係ありません。