脳内に「友」があるとき
なぜこの字を入れたか
人に関わる字のうち、関係を限定しない一字が必要でした。「恋」は対象が狭く、「愛」は人以外にも向かいます。「友」はその中間で、年齢も立場も問いません。加えて、この字が頭に浮かぶときは、たいてい会えていないときです。持っていないものほど意識に上るという点で、「暇」と似た性質を持っています。4画と少なく、マスの中でもはっきり読めます。なお「友」を入れて「仲」を入れなかったのは、「仲」が関係の状態を表す字で、相手そのものを指さないためです。頭の中に浮かぶのは関係ではなく人なので、人を指せる字を選びました。
「友」が多い脳内
占有率が高いほど、誰かのことが頭の中で場所を取っています。会えているかどうかは絵からは分かりません。会えていないときのほうが、面積は増えがちです。診断は名前しか受け取っていないので、相手が誰かを知る方法はありませんし、何人いるかも分かりません。読む人が補うところです。何人ぶんが混ざっているかも、絵の上では区別できません。
この字を使う言葉
友人・親友・交友のように関係を指す語が中心です。「友好」は国どうしにも使います。読み方では「友達」が特殊で、本来「達」は複数を表す接尾辞でしたが、現在は一人でも「友達」と言います。「学友」「戦友」のように、共有した経験を前に付ける語も多くあります。なお「朋友」は音読みで「ホウユウ」、訓では「ともがき」と読む古い語です。「友」は動詞にもなり、「友とする」で付き合う相手にするという意味になります。「竹馬の友」は幼なじみを指す古い言い方で、竹馬で遊んだ頃からの関係という意味です。似た字の「有」は形が近いものの成り立ちが別で、こちらは手と肉を組み合わせた字とされ、持っていることを表します。「友」と「有」は、読みも形も似ているため書き間違えやすい組み合わせです。
よく一緒に出る字
「遊」「旅」と並べば、そのまま一緒に過ごす側です。「笑」と並ぶと楽しい場面に見えます。「忙」と並ぶ場合は、会いたいのに予定が合っていない頃かもしれません。「悩」と並ぶときは、相手のことで考え込んでいる、という読み方もできます。「家」と並ぶと、人を呼ぶ側かもしれません。「酒」と並ぶ場合は、予定が具体化している頃です。組み合わせから物語を作るのは、読む人の自由です。
字としての「友」
手を表す形を二つ並べた会意文字です。古い字形では、右手が二つ並んでいます。
手を取り合う、力を合わせるという意味がもとにあり、そこから助け合う相手・友人の意味になりました。
同じように手を並べて作られた字に「双」があります。こちらは二つそろっていることを表し、意味の方向が分かれました。
「友」が支配したときのひとこと
「友達のことを考えている。連絡はしていない。」
自分の脳内の「友」を数える36字の解説
この診断はすべてジョークで、実在の人物とは関係ありません。