脳内に「課」があるとき
なぜこの字を入れたか
「締」が期限を表すのに対し、「課」は量を表します。締切が無くても積み上がるものがあり、その状態を置ける字が必要でした。加えて、いまの日本語では「課金」の意味で読まれることが多く、一字で仕事と趣味の両方を指せます。意味が二つある字は避ける方針ですが、この字はどちらに読んでも「何かが積まれている」点で一致するため、例外にしました。画数は15画で、36字の中では多いほうです。一辺44ピクセルのマスでは細部がやや潰れますが、上下の分かれ方がはっきりしているので輪郭で読み取れます。ここは実際に並べて確かめました。
「課」が多い脳内
占有率が高いほど、割り当てられたことが頭の中で場所を取っています。それが仕事なのか課金なのかは、絵からは区別できません。診断の側でも区別していません。並んだ他の字から推測することはできますが、それは読む人の解釈です。どちらにせよ、積んだ量を診断が知る方法はありません。積まれた量を減らす方法も、残念ながらこの診断には書いてありません。
この字を使う言葉
課題・課程・日課のように割り当てを指す語と、課税・賦課のように負わせる語があります。「課金」は本来、料金を課す側が使う語でした。「サービスに課金する」が本来の形で、利用者が「課金した」と言うのは新しい用法です。誤用とまでは言えませんが、主語が入れ替わっている点は覚えておくと役に立ちます。「放課後」の「課」は、授業という割り当てを指しています。「課」を含む語では「課長」が身近ですが、これは「課」という組織単位の長という意味で、割り当ての意味が組織名に固まった例です。学校では「教課」ではなく「教科」と書き分けます。同じ「カ」でも、割り当ての「課」と分野の「科」は別の字です。
よく一緒に出る字
「締」「忙」「焦」と並べば、そのまま追われている側です。「推」「沼」と並ぶと、課金の意味に見えてきます。「金」と並ぶ場合はどちらとも取れ、いちばん解釈が割れる組み合わせです。「無」と並ぶときは、積まれているのに手がついていない状態に見えます。「暇」と並ぶ場合は、空き時間に何かが入り込んでいる状態に見えます。
字としての「課」
「言」に「果」を合わせた形声文字です。「言」が意味を、「果」が音を担います。
本来は、問いを立てて試し、等級をつけることを指しました。そこから、割り当てる・義務として負わせるという意味に広がります。「課税」「課題」はこの流れの語です。
会社や役所の「課」は、割り当てられた担当範囲という意味からきています。現代の「課金」は、本来は料金を課す側の語でしたが、いまは払う側が使うことのほうが多くなりました。
「課」が支配したときのひとこと
「やることが積まれている。積んだのは自分。」
自分の脳内の「課」を数える36字の解説
この診断はすべてジョークで、実在の人物とは関係ありません。